ソニー銀行
新型銀行
既存の銀行のように広く銀行業務を営むのではなく、特定の業務や特定のチャネルに限定したニッチ戦略を採用する銀行。
異業種の銀行業参入は、新型銀行のケースが多い。
イトーヨーカ堂グループ(現セブン&アイ・ホールディングス)は、コンビニにATMを設置し、現金の出し入れ、振込みのサービスなどを提供する決済専門銀行(旧アイワイバンク銀行、現セブン銀行)を、ソニーや日本テレコム・伊藤忠商事は、インターネット上で営業する個人向けネット専業銀行(ソニー銀行、イーバンク銀行)を設立した。
装置産業である銀行業は新規参入が困難であったが、ITの発達が新型銀行の新設を促した。
新型銀行は、
(1)店舗や人手の代わりに低コストのITを用いるため、既存の銀行に比べて高い預金金利や低い手数料を設定できる、
(2)コンビニやインターネットで24時間いつでも金融サービスを受けられるため、顧客の利便性が向上する。